2024年3月1日発行
きりん組
今年度最後の月となった3月。卒園ももうすぐに控え、淋しさと緊張の混ざった年長さんたち。その年長さんとのお別れが近づき、担任としては毎日があっという間に過ぎてしまわぬよう一つひとつの会話や関わりを大切にしたいと思う日々です。年中さん以下も同様に淋しく思っており、たくさんの思い出をもっとつくってほしいと感じます。
今年度の年長さん6名は様々な場面で話していますが個性溢れるメンバーでした。けんか、大笑い、大泣き、喜怒哀楽が豊かでさっきまで怒ってたと思ったらもう仲直り。そんな毎日でした。そのような日々で感じていたのは、それぞれの良さや課題となることが、互いに良い影響を及ぼしあっていたな、ということです。例えば、人を頼ることが苦手だった子は、他力本願になりがちだった子を見て「頼る」ことの素晴らしさを知りました。また、小さな事が気になりすぎてしまう子は、大雑把な子を見て「まあいいか」と適度に妥協できたり笑って受け流せるようになりました。けじめがつきにくい子は、しっかり者の子の姿を見てめりはりのある生活の方が豊かに過ごせることを知りました。そんな風に、知らぬうちにお互いを高めあってきたなと、この1年(あるいは1年以上前から)の大きさを感じます。私自身も学ぶことが非常に多い1年間でした。年長さんから受け継ぐものを、年中さん以下の子は大切にしながら、生活してほしいです。
小泉 優子
小学部
今年度最後の月となりました。振り返ればピカピカの一年生が小学部に来た時はまだまだ園児の延長でした。小学部のルールを先輩達に色々と教えてもらいました。時には注意を受ける事もありましたが、それを素直に聞く姿勢はとても可愛かったです。今でも「掃除が一人でできない。」「トイレが怖い。」という声も時々聞きますが、この1年でとても成長しました。
そして、園児の時から一緒に過ごしてきた6年生は卒業を迎えます。6年間の中には沢山の思い出がつまっています。怒られて泣いた時もありましたが、今では私の相談相手となり私を助けてくれる事が多くなりました。4月からは中学生です。きっと元気な顔を見せに来てくれると思います。“ご卒業おめでとうございます”
一年間続けてきた音読、日記、係の仕事も子ども達の中で習慣となっています。来年度も引き続き行っていきますが、マンネリ化しないように工夫をしていきながら、望みたいと思います。
佐藤 三枝子